こんにちは、ゆめてらす園長、菅原かおりです。今日も、ゆめてらすのカリキュラム、私どもが保育に心がける点を少しご紹介したいなと思いＰＣに向かっております。

　我々、” プレスクール ゆめてらす ” はタイ・バンコクにあり、私たち日本の先生もタイの先生もタイ・バンコクで暮らしております。街中ではタイ人のほか様々な人種や文化に触れあう機会があり、そういった環境を求めタイに移住されるご家族も少なくありません。

　このブログではタイ・バンコクに身を置きながら仕事や学業に励むご家族・子どもたちのサポートをさせて頂く上で、日本に帰国することになった子どもたちにとって重要と思われるカリキュラム、とくに日本文化について書いていることが多いかと思います。

　多人種・多文化の中で少しでも日本の人・文化に触れあいタイ・バンコクで暮らしながらも『日本人らしさを大切にしてもらいたい』『日本人としての誇りを持って育ってほしい』そういった観点から日本の行事や文化を取り入れたカリキュラムを多々ご紹介しております。

　では、『ゆめてらすでは日本の文化・行事以外は取り入れていないの？』答えは、NOです。まずバンコクのような多人種が共存する街で暮らすには多種多様な文化を理解することが大切です。

　とくにタイ・バンコクで暮らすわけですからタイの文化や行事を理解し、タイで暮らす様々な人々とともに楽しむことが重要です。世界の文化や行事、世界の人々に触れあう機会、異文化体験が多いバンコクで暮らすことで、より日本の文化・行事を楽しめる人に成長するのではないでしょうか。

　そういった観点からタイの文化や行事も、ゆめてらすでは大切なカリキュラムのひとつと捉えております。今日はタイの文化行事であるロイクラトンを取り入れた、プレスクール部でのカリキュラムをご紹介させていただきます。

　タイの幼稚園や保育園、日系やインターナショナルスクールに関係なく、このお祭りを通してタイ文化に触るカリキュラムを行う施設が多数あります。ゆめてらすのプレスクール・幼稚部でもロイクラトンを通して異文化体験を行いました。

　１１月にロイクラトン（Loy Krathong）という行事があります。このロイクラトンは農作物の収穫・豊作を感謝し、水の神様に祈りをささげます。お祭りでは紙やバナナの葉で作った灯篭を川に流すという風習があります。

　当日はかわいいタイ衣装を身にまとった子どもたちが登園し、色とりどりの衣装でお部屋が一段と華やかになりました。着慣れない衣装に照れる子や、プリンセスになった気分で満面の笑みの子などそれぞれが初めての衣装に新鮮そうな様子。

　タイでのご挨拶や、タイのことについてお話を聞いたり、タイの果物を実際に触ってみましたよ。日本にはない果物がずらりと並び、不思議そうに観察していました。南国ならではのたくさんの果物を触ってみることもタイ・バンコクでの貴重な体験のひとつ。成長の１ページとなったことでしょう。

　余談ですがバンコクより北、タイ北部の方ではバンコクのロイクラトンとは少し違っていて、ラプンツェルの映画でおなじみ、空いっぱいのコムローイが見られます。多くの国の方が幻想的な空いっぱいのコムローイを見にチェンマイなどに集まっていたようです。

　これからタイバンコクに駐在される方、タイでしか味わえない幼稚園や保育園での異文化体験も、子どもたちの貴重な体験・財産となってくよう、異文化体験も積極的に行っていければと考えております。

ゆめてらす
園長　菅原 かおり